「おばあさん」
家の 近くに 小さな 道が ある。長さは 300メトールほどだが、寒さが きびしい 冬以外は、いつも 花が いっぱい さいて いる。だれが 花の 世話を して いるのか 分からなかったが、自分の にわでも ないのに ありがたい ことだと 思って いた。
ある日 朝 早く その道を 通ったら、80さい 近い おばあさんが 花の 間の ゴミを とって いた。思わず「おはようございます。いつも お花の 世話を して いらっしゃるんですか。」と 声をかけた。おばあさんは 毎日 花の 世話を して いると いう ことだった。だれに たのまれたのでも ないのに、人に知れずそだてて いる。
私は 急に おれいが 言いたく なった。「毎日 お世話して くださって いるから、
こんなに うつくしい 花が たくさんですね。この 道を 通るのが 楽しみです。
毎日 たいへんでしょう。いつも ありがとうございます。」と 言ったら、おばあさんは はずかしそうに わらって「たいへんじゃ ありません。楽しみで して いるんですから。」と 言った。
私は、 いつも 人の ために 働いて いた そぼの ことを 思い出して いた。
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